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イタリア猫観察日記。日本の猫と違いがあるのか?


2008年10月8日(水)
ひとりっこ

 私が春に同居人と別れたため、クロとサラメも別れることになってしまった。
 本当は私が両方とも引き取りたかったのだけれど、結局は、サラメを渡さないと、同居人は私と別れないということで、なくなくサラメを手放した。
 その結果、クロちゃんは一人っ子となり、ひとりでヒマなのか、私の後を以前にもましてくっついて歩くようになった。
 くっついて歩くだけならいいのだが、私の背中に飛び乗ってくるため、服に穴が開くだけでなく、背中に引っかき傷が耐えない。
 それでも、怒る気になれない。クロのおかげで、寂しくないし、クロに会いに来る私の友人も多いため、けっこう我が家はにぎやかだから。

2007年5月14日(月)
うちの子

 うちのクロちゃんとサラメちゃんを見ていて、クロちゃんはヒョウ系、サラメちゃんはライオン系と思うのだが、ありえる?
 サラメが家に来てかれこれ1年は過ぎ、すっかり飼い猫になった彼は、クロちゃんの真似をしてすりすりごろごろやっている。しかし、クロちゃんのような上品さに欠けるのよね。やはりノラ猫出身は隠せないのか?!

2007年4月16日(月)
パルマのルーシー

 同居人の弟夫妻はパルマにいる。彼らの家は日本式で言う一階で、彼らの猫、ルーシーは、ベランダから外に出て、帰ってくるときは玄関から家に入る生活を送っていた。
 しかし、車にひかれて死んでしまった。かわいそうなルーシー。
 彼女は近所中の人気者だったらしく、弟夫妻はいままで言葉を交わしたことのない人たちからも、ルーシーの死を悼む言葉をかけられたそうだ。
 私もルーシーを何度も預かったりしているので、ルーシーの死はショックだった。私がずっと飼っていたら、車にひかれることは絶対になかったはずだ。(うちの猫は3階のベランダから飛び降りない限り、地上に降りられない。アパートから建物の外に出ることはほぼ不可能。)
 しかも弟夫妻はルーシーに予防注射もたったの一度しかしていなかったため、ルーシーは病気にかかって死を宣告されたばかりで、車にひかれなかったにしても、余命いくばくもない猫だった。
 人によって、ペットのかわいがり方はさまざまだと思うけれど、最低でも予防注射は定期的にするべきなんじゃないだろうか?
 ルーシーが死んで1週間、弟夫妻の家には新しい猫が来たらしい。

2007年3月3日(土)
サラメ

 うちのサラメちゃんについての新しい発見!
 彼の頭には鼻から背中にかけて縞模様があるのだが、頭のてっぺんだけ、縞が乱れてぐちゃぐちゃしている。
 今まではただのぐちゃぐちゃだと思っていたのだが、何日か前、ふと頭のてっぺんを見ると、なんと、それはぐちゃぐちゃではなく、クルクルとまかれた二重丸じゃないか!
 あたまのてっぺんに「クルクル」とまかれた二重丸。三重丸でもよかったのにね。

2007年2月10日(土)
知り合いの太猫

 最近知り合ったイタリア人の家には、3匹の猫がいる。ただ、2匹は来客が嫌いなタイプらしくて姿をほとんど見せてくれない。もう1匹は、2匹の分を補うべく、そばに擦り寄ってからごろんとおなかを出して横になる。
 明るい性格のこの猫、ひとつ大きな欠点を持っている。なんと、体重12キロ!ワインの樽のような体型なのだ。
 この猫をみた、私の友人は「テレビで何度か肥満の猫をみたことはあるけど、実際、自分の目で見るのははじめて!」とコメントした。
 うちのクロちゃんとサラメちゃんもちょっと太目かな?と思っていたけれど、12キロのオデブちゃんを見てしまったら、やせすぎに思えてしまう。気をつけないといけないな。

2007年1月9日(火)
家の犬

 日本の実家にはゴールデンレトリヴァーがいる。
 久しぶりに帰ったとき、彼女は私を歓迎してくれた。誰でもいいようだ。
 日中は庭にいるが、夜は家の中で過ごす彼女。私がみかんを食べようとすると、すぐそばでお座りをする。皮をやってみる。口に入れるが、すぐに出してしまう。実をやってみる。喜んで食べる。皮と実の区別はきちんとできるようだ。
 イタリアに帰る朝、テーブルに、前日買った、有名なパン屋の高価なクロワッサンを、両親+私の分、3つをお皿にのせて、私は飲み物の準備に行った。帰ってみると、彼女が床で、何かを食べている。消しゴムか何かを食べてしまっているんじゃないかと心配して近づいてみると、何もない。あるのはクロワッサンから落ちたと思われるパンくずのみ。
 まさか、と思ってテーブルを見ると、お皿には2つしかクロワッサンがない!そう、彼女が食べてしまったのだ。
 両親の話では、彼女はいままで一度もテーブルの上の食べ物を食べたことはないらしい。
 さすが高級パン屋のクロワッサン、においがよっぽどよかったのだろう。
 イタリアに帰る前に絶対食べようと思って買ったのに、残った2つを両親に残してきた私。次回帰国したら、4つ買うことにしよう。
 

2006年12月8日(金)
ベランダのピーちゃん

 ここ数日、ミラノは雨。ベランダへ出る窓は閉めてある。
 今朝、ふと気付くと、鳥の鳴き声が。くろちゃんは私より先に気付いていて、ベランダの窓の前に座っている。サラメも来た。
 ベランダにはブドウが植えてあって、ブドウの実は刈り取らずにそのまま放ってある。しわしわのブドウ。
 そこにピーちゃんがいた。いい声で鳴きながら、ブドウをつまんでる!真っ黒なピーちゃんだけど、くちばしは黄色とオレンジの間のような鮮やかな色。
 去年もこの色のピーちゃんをベランダで見かけたけれど、実際にブドウを食べているのを目撃したのは今日が初めて。私とクロちゃんとサラメは、窓越しにピーちゃんを見ていたのだが、ピーちゃんから私達はどう見えていたのかなあ。

2006年9月6日(水)
猫の好物

 日本では猫にかつおぶし、と、聞いたような気がする。日本の実家にいたチンチラのうーにゃんは、かつおぶしに全く見向きもしなかったが、イタリア生まれのイタリア育ちであるくろちゃんは、鰹節が好きだ。
 くろちゃんが好きなもう一つの食べ物、それはオリーブ。グリーンのオリーブでも黒いオリーブでも大好き。ただ、がつがつと食べるわけではない。
 まず、前足で転がして、オリーブを追いかけたり、オリーブの上でゴロゴロしたり、ちょっとかじったり。手が届かないところに入ってしまうまで飽きずにやっている。
 サラメは違う。サラメもオリーブ好きだが、彼も遊ぶことは遊ぶけれど、しっかりと全部食べるのだ。
 日本の猫はオリーブ好きかしら?

フレーム
2006年4月17日(月)
くろちゃんの甥

 家のくろちゃんの甥にあたるにゃんこです。毎日この格好で寝ているらしい。

2006年4月8日(土)
新しい発見

 新猫が来て、約2週間。名前がないのもなんだかかわいそうなので、獣医さんに連れて行って、麻酔が効いているときに呼ばれた「SALAME」(サラミソーセージの意味)に決めてみた。
 救急病院にいってから、薬を飲ませて、だいぶ調子はよくなったが、まだ呼吸の音がうるさいし、とりあえず、近所の獣医さんに見てもらうことにした。
 あいかわらずSALAMEは、ヒューヒューいって怒っている。これじゃ、聴診器あてても、ヒューヒューしか聞こえないぞ!
 とにかく、獣医さんが言うことには、この猫は、のらだったそうだ。というのは、SALAMEの左耳が少し切れているのだが、これは保健所が去勢した印なのだそうだ。もちろん、うちのくろちゃんは去勢しているけれど耳は切れていない。のらじゃないから。
 そう、やっぱり新猫はのらだったのだ!
 食べ方も恐ろしい。少しでも近づこうものなら、食べながらグレムリンが変身した時のような声を出すのである!

2006年3月30日(木)
新猫

 今日はだいぶ元気になった新猫。カリカリもしっかり食べるようになったし、おもちゃで遊び始めた。
 しかし、元気になって、くろちゃんと立場が逆になりつつある。きのうまでは、くろちゃんのほうが新猫に向かって「シャーシャー」言ってたのに、今日は新猫がくろちゃんに「ウーウー」言っているではないか!それから、なんと、テレビの上にのっかってる!(実は、数年前の夏、同居人の両親の猫を家で預かった時、テレビの上に猫が乗って、テレビを落として破壊した経験があるのだ。もちろんテレビは買いなおし。)
 バールのお客さんで、もらってくれるという女性がいるらしいから、その人に譲った方がいいのかもしれない、と、思ってしまった。

2006年3月28日(火)
新しい猫

 なんと、新しいにゃんこが家に来た!
 私はもともとは犬派だったのだが、昔、映画にでてきたアビシニオンをみてからは、もし私が猫を飼う時はこの品種!と決めていた。(でも、くろちゃんは別物。)
 なんと、バールのお客の一人が、アビシニオンをくれる!というのである。ただ、私にはくろちゃんがいるから、くろちゃんが受け入れるのであれば、ということで、ためしに家につれてくることになった。
 同居人が家に連れてきた猫をみて、まず、「??????」
 私が思っていたのと、色が違う。うすーいグレー。顔、足、尻尾にはしましま。目はブルー。
 それよりビックリしたのは、明らかに不健康であることである。喘息みたいに、ゼーゼーしっぱなしなのだ。それから、ゲホゲホ。目は涙と目やに。鼻水もたらしてる!
 唯一安心したのは、食欲があること。ただ、カリカリは食べない。やわらかいものをムシャムシャ食べてる。食べているうちは何とか大丈夫だろうと思うが、それにしてもかわいそうな状態だ。もう、遅い時間で獣医さんはしまっているから、翌日にとりあえず連れて行くことにした。
 獣医さんに連れて行くと、さあ大変。私にはすりすりするいい子なのに、凶暴なトラに変身。それに加えて、今までにどんな治療を受けているのかわからない、ということで、持ち主からその情報をもらってから、検査なり治療なりしましょう、ということになってしまった。
 しかし、その翌日の日曜日、私は、彼の呼吸の荒い音で目が覚めたのである。急いで起き上がって様子をみると、口をあけて、ゼーゼーしっぱなしで、ゲーっと、嘔吐しそうな音をしょっちゅう出すのである。食欲はあるが、このままでは死んでしまいそう、と思わせる容態だ。私と同居人は、救急病院に連れて行く決心をし、かごに入れてすぐに獣医さんの診察を受けに行った。
 今度のお医者さんは、彼の様子を見て、すぐに検査、治療をしてくれた。獣医さんが言うには、このニャンコには、歯ぐらいしかいいところがないのだそう。熱はあるし、肺に疑わしいところがあるし、腸にはガスがいっぱいたまっているし、麻酔が効いていて、体は動かないのに、触ろうとすると「シャー!」と怒るし、耳も汚い。
 とりあえず、注射をうってもらって、一週間、薬をあたえて様子をみることになった。(料金190ユーロなり。約2万8千円!
 獣医さんの治療のおかげで、翌日はだいぶ元気になったし、今日はもっと元気になってる!よかった。
 まったく、どういう飼いかたをしてたんだろうね、今まで。こんな状態のねこなのに、「元気なねこ」って言って私にくれたんだから。人間性を疑うわよ。
 こんな状態で元の飼い主に返したら、きっとこの子は死んでしまうから、とりあえず元気になるまで家に置いておく予定だけれど、くろちゃんが嫉妬してるから、どうなることやら。

2006年1月26日(木)
本日の猫

 今日のくろちゃんは偉かった。
 イタリアに来て、はじめて雨漏りを経験してしまった。正確に言うと、外で雨は降っていなかった。家だけが雨だったのだ。
 どうも、上に住んでいる人が、お風呂を使ったらしい。いままでは、こんなことなかったのに、今日は、気がつくと、ポタポタと、水の音が、次第に強くなっていって、音のするほうに行ってみると、天井から雨が降っていた、というわけ。
 くろちゃんは、ずっと、同じ場所に座って、雨漏りの方を眺めていたのだ。くろちゃんの様子に私は?と思い、それから水の音に気付いて、行ってみたら雨。くろちゃんは、態度で雨漏りを知らせてくれた、というわけ。
 上の住人に知らせに行ってからも、しばらく雨漏りは続いたが、今は止んだ。明日、上の住人は、原因を調べ、修理するとのこと。早く解決して欲しい。雨漏りはもうたくさん!くろちゃんの偉さは証明されたけど。

2006年1月12日(木)
アパートの猫

 今日は、うちのマンションの名物猫だった、フィオッコについて。
 イタリア語で、fiocco di neve というのは雪片の意味で、アニメのハイジにでてくる、山羊の「ゆきちゃん」も、イタリアではたしか、fiocco di neveと呼ばれていたと思う。
 うちのマンションの猫のフィオッコも、ゆきちゃんと同じように真っ白。チンチラ?だと思われる、キャットフードの宣伝に出てくる、白い毛長のあれである。
 私がここに越してきた時、ロの字型をした、マンションの中庭を、白い猫が堂々と歩いていたのを見たときは、連れて帰ろうかと思った。と同時に、中庭に外から入るためには、鍵のかかった扉を開けないと不可能なので、ぜったいに捨て猫、迷い猫ではないから、連れ帰ったら、いずれバレて、まずいことになる、という考えが浮かんだため、結局、いいこ、いいこ、となでなでして、終わった。当然、猫の名前も知らなかった。
 それから、徐々に、この白猫はこのマンションの住民の飼い猫で、マンション住民ならみんな知っている、有名な猫だ、ということが判明。「チャオ!フィオッコ!」と、みんなが声をかけている。
 フィオッコは、私の顔をけっこう早く覚えてくれて、私が外から帰ってくると、たまに、フィオッコが、中庭でひまそうにしていることがある。
「チャオ、フィオッコ」と私が声をかけると、そばによってきて、すりすりしてきた。そして、私の後ついてきて、エレベーターの扉が開いたら、フィオッコが私より先に乗ってしまった!
 私の家の階につくと、フィオッコが、これまた先に、エレベーターを降り、私にくっついて、家まで来た!そして、私が玄関を開けると、家の中に入って、くろちゃんがびっくりしているのもおかまいなしで、ご飯を食べ、おしっこもし、ベッドの上で昼寝までして帰っていった。(というか、あまりに長時間家にいたら、飼い主が心配すると思ったので、適当なところで、お帰りいただいた。)
 このことを、同居人に話すと、彼はとってもうらやましがっていた。というのは、同居人にはフィオッコは、ついてこないからだ。(動物は好きだが、動物からは好かれないタイプ。)
 こんな、かわいいフィオッコだったが、去年の春先から、さっぱり見かけなくなってしまった。心配になって、管理人に尋ねたところ、なんと、死んでしまっていたのだ!
 管理人の話だと、家の中で、心臓発作をおこして、飼い主にみとられながらの最期だったそうだ。
 フィオッコのあとをつぐような、アイドルは、このマンションにはまだいない。かわいかったのにな。

2006年1月6日(金)
お城の猫

 ミラノには、スフォルツェスコ城というお城がある。そこには、にゃんこがたくさんいる。お城の人の話だと、約60匹だそうだ。
 猫にも縄張りがあるのか、私は知らないが、だいたいいつも、同じような色のが、同じような場所にいる。
 その中でも、特に目立つのが、まさこちゃんであるが、本名かどうかは不明だ。私が勝手にまさこちゃんと呼んでいるだけのことである。しかし、名付け親は私ではなく、ある添乗員である。
 まあ、そのまさこちゃんであるが、とにかく態度がえらそうなのだ。色は白が多めの三毛といったところで、毛は短くはないけど、長いとも言い切れない。デブに見えるのは、本当に太っているからなのか、毛が長いからなのか、態度がでかいからなのか。
 まさこちゃんは、見た目はそんなでも、実はけっこう人懐っこい。まさこちゃん、と呼ぶと、近寄ってきて、すりすりしてくるぐらいだ。
 最近、そのまさこちゃんであるが、ちょっと心配なことがある。目の下が、茶色く汚れているのだ!しかも両目!そのうえ、いつもいる場所と、全然違う場所に出没したりしている!
 お城には、ちゃんとえさをやる人がいるみたいだから、なにかあったら、その人が何とかしてくれるだろうと思うけれど、早くまさこちゃんに元気になってもらいたいものだ。

2005年12月27日(火)
本日の猫

 今日のくろちゃんは、いつもとちょっと違っていた。
 どこが違うか?いつもは、私のそばばかりに来るのに、今日は同居人のひざに乗っていたから!一年に2,3回ぐらいしか、ないんじゃないのかな、そんなことは。
 きっと、クリスマスだから、プレゼントのつもりだったんでしょう。なんてかしこいのかしら、私のくろちゃん!
 もちろん、その後すぐに、私のひざにきたけどね。

2005年12月9日(金)
本日の猫

 今朝のくろちゃんは、いつにもまして、かわいかった!いつもかわいいんだけれど、今日は特別!
 私がベットでの中で、目を覚ましたのがわかると、私の顔に、くろちゃんの顔がくっつくぐらいのところにべたっと座って、私の顔を観察しながら、片足をわたしのほっぺたにそっとさしだして、ゴロゴロを始めたの!
 うちの子は箱入り息子だから、外に出るとしても、マンションの廊下(建物がロの字型になっているので、廊下は屋外)を行ったり来たりして、ご近所のおじさんに挨拶しに行くぐらいだから、とってもきれい。それに、いじめられたこともないから、本当に人懐っこい。でも、私はやっぱりマンマだから、彼にとっては特別な存在で、イタリアの猫らしく、くろちゃんもすっかりマザコン。
 ベットから出て、えさをあげに行くと、猫缶を開けようとかがんだ私のひざに、前足を置いて、私の顔に、あたかも「ありがとう!」と言うように、たくさんのキスをしてくれた。いつものように!
 こんないい子は他にいないと思うな。

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